BCP対策とは?|策定方法や緊急事態に不可欠なクラウドサービス
「急コール」を解説

TOP > コラム 2021年7月5日

BCP対策とは?|策定方法や緊急事態に不可欠なクラウドサービス
「急コール」を解説

BCP対策

会社を経営する上で、BCP(事業継続計画)対策は欠かせない重要な施策として、認識されるようになってきました。
特に地震や台風などの災害が多い日本では、事前の備えが大切とされています。
さらに新型コロナウイルスの猛威により、緊急事態における、事業継続のための方針や運用方法を作成しておく必要性が浮き彫りになりました。
今回は、BCP対策を行うべき理由や、BCPを策定・運用する際のポイントを解説するとともに、BCP対策として、有効な側面のあるクラウドサービス「急コール」についてもご紹介します。

1. BCP対策とは

BCP対策とは

BCP対策とは、「Business Continuity Plan」を略したもので、日本語では「事業継続計画」と訳されます。
地震や台風、浸水などの自然災害や、大事故あるいはテロ攻撃などにより、緊急事態に陥った場合に、事業資産への損害を最小限にとどめ、主幹ビジネスを継続しつつ早期に復旧できるようにするための対策のことです。
日本では2011年の東日本大震災をきっかけに、特にその重要性を認識されるようになりました。

BCP対策の目的

BCP対策は、いつ発生するかわからない緊急事態に備え、非常時でも事業を継続するための計画を策定するというものです。
突発的な緊急事態が発生したときにも、可能な限り仕事を続け、企業活動の早期復旧を目指すことこそが、BCP対策の最大の目的です。
それでは、BCPにおける緊急事態とは、どのようなものなのでしょうか。
自然災害を想像しやすいですが、実はそれだけでなく、事故やテロ攻撃など、企業における通常の業務を停止せざるを得ない状態を指します。
今般の新型コロナウイルスをはじめとした疫病のまん延なども、緊急事態であると言えるでしょう。

BCPを行う理由

企業にとってBCP対策を行うことが重要である理由として、以下の2点が挙げられます。

  • 経営の安定や向上を図ることができる
  • 企業として信頼性の向上が見込める

BCP対策を行っていることにより、経営の安定や向上を図ることができることが、1つ目の理由です。
緊急事態でも事業を継続できれば、見込んでいた利益を減らすことなく、安定した経営を実現できます。
また、同業他社が事業を継続できない場合は、その分のリカバーを担うことで、さらなる売上の向上にもつながるかもしれません。

そして2つ目の理由として、企業として信頼性の向上が見込めるということが挙げられます。
もし予期せぬ出来事で企業活動を停止することになったとしても、BCP対策を行っておくことで、早期に事業を再開することにつながり、顧客との関係性を継続することができます。
事業を続けられれば、「災害に強い会社」「リスクマネジメントがしっかりしている企業」として強く印象付けることができ、クライアントやユーザーからの信頼も向上することでしょう。
CSR(=企業の社会的責任)が重視される昨今、緊急事態でも事業を継続できるように対策することは、まさに大きな社会的責任を果たすことに他なりません。

災害対策との違い

BCP対策に近い取り組みに、災害対策があります。簡単に、BCP対策と災害対策の違いを見ておきましょう。
災害対策とは、避難経路の確保や防災用品や備蓄品などの準備を行い、災害による人的・物理的被害をできる限り最小にとどめる工夫のことです。
災害による被害から生命や資産を守ることを最大の目的とします。

一方でBCP対策は、災害などで被害が発生した後も企業活動を継続し、早急に復旧することを目的としています。
しかし、いずれも円滑な企業活動には欠かせないものですので、企業は災害対策とBCP対策の両方を行う必要があります。

2. 企業におけるBCPの策定状況

企業

緊急時の企業活動を行ううえで、大切なBCP対策ですが、実際のところ、どれくらいの企業が策定しているのでしょうか。
中小企業庁がまとめた2021年版「小規模企業白書」を見てみましょう。

2020年5月現在、日本国内企業におけるBCPの策定状況は、「策定している」あるいは「現在、策定中」と回答した企業は、大企業では4割を超えているのに対し、中小企業ではまだ2割強と少なく、BCP対策が進んでいない様子が伺えます。

グラフ

政府目標では「国土強靱化年次計画2019」において、BCP策定済みの企業の割合を、2020年までに大企業でほぼ100%、中小企業で50%(いずれも全国)を目指すとしていましたが、いずれも目標の半数程度に留まっているのが現状です。
BCPを策定していない理由としては、「策定に必要なスキル・ノウハウがない」「策定する人材を確保できない」「書類作りでおわってしまい、実践的に使える計画にすることが難しい」というものが挙げられています。

3. BCPの策定と運用

仕事

中小企業庁「小規模白書」でも、策定や運用が難しいとされているBCPですが、企業でBCPを策定するにあたり、注意すべき点や、策定したBCPを運用する際のポイントをまとめました。ぜひ参考にしてみてください。

BCP策定のポイント

まずは、以下のようなポイントを考えて、BCPを策定してみましょう。

  • BCPの基本方針や目的の決定
  • 中核事業・業務の明確化
  • リスクの洗い出し、優先順位付け
  • 具体策の決定
  • 緊急時の体制の整備

最初に、BCPを策定することで企業が何を実現したいのか、基本方針や目的をはっきりさせる必要があります。
災害時に何を優先させるのかで、BCPが果たす役割も変わってきます。
クライアントの信頼を優先させる、自社の利益を優先させるなど、経営方針などと照らし合わせながら、BCP策定の最終目的を決定しましょう。
次に、企業の中核となる事業や業務を確認します。
緊急事態で企業活動を継続させるために、重要なのはどの事業なのかを明確にすることで、限られた人材や設備、資金などのリソースの配分も行いやすくなります。
続いて、リスクの洗い出しと優先順位付けを行います。
その企業にとって「起きては困ること」がリスクそのものであり、避けたいと考えるものです。
例えば、実在庫を多数抱える企業にとっては、天災などで商品が汚損・消失すること、個人情報を取り扱うIT企業であれば、システム障害やサイバー攻撃による情報流失こそが最大のリスクとなります。
自社にとってのリスクをすべて洗い出したら、優先順位を付けましょう。

ここからは、具体的な内容を考えます。
誰が指示を出して、誰がどう動くのかを決め、マニュアルに記載します。
BCPが発動するのは突発的な緊急時です。
いざとなるとパニックになり、なかなか行動に移せないことも考えられます。
マニュアルはできるだけ細かく、具体的なところまで記入しましょう。
そして、緊急時の体制もマニュアルに併せて記載します。
災害発生から平常時に戻るまでを大きく3つのスパンに分け、人的リソース、施設・設備、資金調達、指示系統、情報収集などの観点から、細かく体制分けしておきましょう。

BCP運用のポイント

BCPを運用する際の注意点としては、以下のものが挙げられます。

  • 従業員への周知
  • 環境や状況の変化による見直し(BCM)

まず大切なのが、従業員への周知です。
BCPが出来上がっても、その存在や実行する目的が従業員に知られていなければ、宝の持ち腐れとなってしまいます。
研修などを行い、従業員のBCPへの理解を深めましょう。
そして、緊急時にも落ち着いてBCPで策定した行動が取れるように、折に触れ教育するようにしましょう。

さらに、一度策定したBCPも、内容を柔軟に見直していくことが重要です。
訓練をしてみて使いにくいと感じることがあった場合や、環境や状況が変化したときには、見直し、より良いものに変化させましょう。
これは、事業継続計画を、より実践的、戦略的に活用を図るBCM(Business Continuity Management=事業継続マネジメント)へと発展させていくことになります。

中小企業庁でもBCP策定や運用をサポートしています。「入門コース」「基本コース」など、コースも分かれていますので、確認してみるとよいでしょう。

中小企業庁 中小企業BCP策定運用指針

4. 「急コール」でBCP対策をしよう

急コール

BCP対策の欠かせないポイントの一つが『速やかな復旧』で、初動対応の早さが重要です。
緊急時に「早く」「確実に」気付く仕組みを作っておきましょう。

「急コール」は特定のキーワードを含んだメールを受信すると、登録した電話番号へ即時に架電してくれるサービスです。
問題発生からすぐに、担当者に電話がかかってきます。
素早い初動対応に「急コール」が活用できます。

◆「急コール」の詳しいサービス内容はこちらのページをご覧ください。



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