急コールの概要
急コールは、特定のメールを受信すると担当者に自動で音声電話をかけて通知し、担当者からボタン操作で回答を取得するサービスです。
急コールの処理フロー
- 1.メールを解析して抽出(急コールに送信されたメールの件名と本文を解析)
- 2.担当者に自動架電(一斉架電又は順次架電)
- 3.担当者からのボタン選択回答を取得(回答が対応不可の場合、リトライ架電)
- 4.処理結果を管理者にメール通知
順次架電とは
対応可能な担当者まで一人ひとり順次架電していきます。架電の順番はお客様に予め設定していただきます。
一斉架電(一人回答)とは
架電先担当者に一斉架電し、最初に繋がった1名から回答を取得します。
一斉架電(全員回答)とは
架電先担当者に一斉架電し、全員から回答を取得します。
標準機能の一覧
急コールの受信用メールアドレスと発信用の050番号をセットにしたものを「架電パターン」といいます。ここでは1架電パターンの標準機能をご紹介します。
※なお、 架電パターンはオプションで無制限に増やすことができます。
1架電パターンの標準機能
メールアドレス・電話番号・通話料
項目 | 個数等 | 内容 |
---|---|---|
送信先メールアドレス | 1個 | 急コール宛に送信いただく(急コールが受信する)メールアドレスです。 |
発信用電話番号 | 1個 | お客様固有の電話番号から担当者へ架電されます。(共用番号ではありません。) |
通話料(携帯電話への架電) | 15.9円/1分 | ※楽天コミュニケーションズIP電話番号への架電は無料です。 |
通話料(固定電話への架電) | 8円/3分 | ※同上 |
架電条件に関する機能
条件項目 | 個数等 | 内容 |
---|---|---|
キーワード数 | 5個 | メールの件名と本文に含まれるキーワードを、それぞれ5個まで設定できます。 |
送信元メールアドレス | 1個 | 送信元メールアドレスを架電条件として、送信されるメールを全て架電することが可能です。 その中から絞り込んで架電したい場合は、キーワード設定により、ピンポイントで架電できます。 ※複数の送信元メールアドレスから送信されるメールを架電したい場合は、それらに共通するキーワードを設定することで、無制限に架電可能です。 |
非架電条件設定 | 〇 | 正規表現利用により、特定キーワードを架電しない設定ができます。 |
架電方法に関する機能
機能項目 | 個数等 | 内容 |
---|---|---|
架電先担当者(電話番号)グループ登録 | 20件 | 1シフト10件まで電話番号を登録可能なシフトが2シフトあります。 ※シフトは開始時間で24時間を2分割できます。 例:シフト1:9時00分開始、シフト2:18時00分開始 ※専用環境では、最大50件まで登録可能です(オプション) |
架電方法①順次架電 | 〇 | 予め登録された順番に架電、「対応可」の回答(ボタン操作)を取得すると架電を止めます。 |
架電方法➁一斉架電(1人回答) | 〇 | 予め登録された担当者に一斉架電し、最初に繋がった1名から回答を取得します。 |
架電方法➂一斉架電(全員回答) | 〇 | 予め登録された担当者に一斉架電し、全員から回答を取得します。(オプション) |
通話成立時の終話 | 〇 | 一斉架電(1人回答)において、1名と通話成立時、他担当者の架電が止まります。 |
呼出秒数 | 10~30秒 | 順次架電・一斉架電ともに呼出秒数を設定することができます。 |
リトライ方法①順次架電 | 〇 | 全員から「対応可」の回答がない場合、設定されている順番の最初に戻り、リトライ架電を行います。 |
リトライ方法➁一斉架電(一人回答) | 〇 | 「対応可」の回答がない場合、同じ担当者にリトライ架電を行います。 |
リトライ方法➂一斉架電(全員回答) | 〇 | 「対応可」の回答がない担当者へのみ、リトライ架電を行います。(オプション) |
リトライ回数 | 3回 | リトライ回数は3回まで設定できます。(リトライを行わない設定も可能です。) |
通知やその他に関する機能
機能項目 | 個数等 | 内容 |
---|---|---|
メール通知:受付メール通知 | 〇 | 送信先メールアドレス(急コール受信用メールアドレス)で架電対象メールを受信時、管理者のメールアドレスに、受付日時、メール件名、本文が記載された受付メールを自動送信します。 ※メールアドレスは、SMS通知用電話番号と合わせて10個まで設定可能です。 |
メール通知:結果通知メールアドレス | 10個 | 管理者向けに受付メールの架電処理結果を自動送信します。架電先担当者と共有したい場合は、メーリングリスト設定により実現できます。 ※メールアドレスは、SMS通知用電話番号と合わせて10個まで設定可能です。 |
SMS通知 | 12円/通 | 管理者向け急コールの受付メール、架電処理結果メールをSMSでも通知できます。 受付メールは、標準で架電先担当者にもSMS通知ができます。 ※料金は従量制です。 ※管理者の電話番号は、メールアドレス合わせて10個まで設定可能です。 |
シフト設定 (平日日中/時間外・土日祝※終日) |
2シフト | 時間帯により架電先担当者グループを変更できます。シフトは開始時間で1日24時間を2分割できます。 下記のような設定も可能です。 例)シフト1:9時00分開始、シフト2:18時00分開始 平日日中・・・シフト1(架電しない) 平日時間外・・シフト2(架電する) 土日祝日は、「終日シフト2で架電」することも可能です。 |
架電オン/オフ | 〇 | 架電先担当者ごとに、架電する/しないを個別設定できます。 |
音声アナウンス(基本) | 〇 | 急コールからの電話に出た直後に流れるアナウンスと、対応可/不可のボタン操作後に流れるアナウンス(基本)を1セット用意しています。アナウンスセットは、管理者画面(Web)からテキスト入力して、任意の内容に変更できます。 ※操作するボタンは仕様のため変更できません。 |
※標準機能はご利用プラン(共有環境・専用環境)共通です
※ご利用プランと料金についてはこちらのページをご覧ください。
オプション機能の一覧
オプションで実現できないご要望は、開発を行い機能のカスタマイズも行います。お客様の運用イメージに沿ったサービスを提供しますので、お気軽にご要望ください。
項目 | 共用環境 | 専用環境 | 内容 |
---|---|---|---|
連続架電抑止 | 〇 | 〇 | アラートメール等の「連続したメール配信の仕組み」に対し、「初報以降の一定時間、架電を抑止」します。 最初の架電終了後からご指定の時間内は、架電対象メールを受信しても、電話をかけません。 |
架電中断予約 | 〇 | 〇 | 架電対象となるメールを受信しても、架電処理を行わない日時をスケジュールできます。 サーバーメンテナンス等の「予め予定されたメール配信」に対し「指定時間内のメールを全て無視」する機能です。 |
中断/抑止結果通知 | 〇 | 〇 | 「連続架電抑止」「架電中断」の結果をメールで通知します。 |
メール配信(架電先担当者へメール配信) | 〇 | 〇 | 架電対象メールを受信時、架電先担当者に架電とともにメールを配信します。メール本文をそのまま配信する、またはテンプレートメールを配信することができます。 |
スケジュール | 〇 | 〇 | 当番制などで電話を受ける担当者をスケジュール登録することで、システムが自動で電話番号を入れ替えます。 ※電話番号は管理者画面(Web)で都度、変更も可能です。 |
一斉架電(全員回答) | × | 〇 | 架電先担当者5名に一斉架電し、5名全員から回答を取得することができます。 6名以上に架電、回答取得される場合は、チャネル追加(別料金)により可能です。 |
架電先追加 | ― | 〇 | 50件まで架電先の追加ができます。25件×2シフト=50件です。 |
チャネル追加 | 〇 | 〇 | 追加するチャネル数に応じて、架電処理可能なメール件数(順次架電)、架電可能な人数(一斉架電)を増やすことができます。 例)標準(5チャネル)に1チャネル追加、計6チャネルにした場合 ・順次架電:6件のメールを順次、架電処理が可能 ・一斉架電:6名に一斉に架電が可能 |
海外架電 | 〇 | 〇 | 海外の電話番号に対して架電をします。 |
音声アナウンス変更 | 〇 | 〇 | アナウンスセット(基本)は、管理者画面(Web)でテキスト入力により任意の内容に変更可能です。 アナウンスセットは基本のセットを含めて、5セットまたは10セットに増やすことができます。 ※操作するボタンは仕様のため変更できません。 |
音声アナウンス言語追加 | 〇 | 〇 | 多言語対応ができます。担当者ごとに流すアナウンス言語の個別設定や変更も可能です。 |
※ご利用開始後のオプション変更は翌月からの適用となります
※各種オプションの詳細についてはこちらのページをご覧ください
ブラウザ推奨環境
当サービスのご利用には、以下のブラウザを推奨します。
また、JavaScriptを有効化してご利用ください
- Google Chrome (最新版)
- Mozilla Firefox (最新版)
- Microsoft Edge (最新版)
よくある質問(機能)
平日夜間と休日(土日祝)だけ電話通知できますか?
はい。可能です。急コールは2シフトご利用いただけますので、平日日中(シフト1)と平日夜間・休日(シフト2)に分けて設定することが可能です。シフト1用、2用の架電テンプレートを作成し、架電開始時間とともにシフトに登録します。
シフト1は架電しないため、テンプレートで「架電」のチェックを外して登録してください。架電対象メールを受信しても、「架電」にチェックが入っていないので、架電しません。シフト2は必ず「架電」にチェックを入れてご運用ください。
上記のような運用でもカバーできますが、特定の日時を指定して架電を中断されたい場合などは、「架電中断予約オプション」機能をご利用いただけます。
他のシステムとの連携は可能でしょうか?
はい。連携したいシステムに、メールを送信する機能があれば可能です。システムのメール送信先に、急コールの受信用メールアドレスを設定いただき、架電条件とするキーワードや、電話通知したい担当者の電話番号などは、急コールの管理者画面(Web)でご設定いただけます。
Zabbix、農業IoTデバイス、工場排水施設の監視システムなどの連携実績がございます。
Gmailに受信するメールを電話通知したいのですが、急コールでGmailの承認は可能ですか?
Gmailの転送機能を利用することでGmailに受信したメールを急コールで架電通知することが可能です。詳細はお問い合わせください。
機能についてのご質問は、こちらのページ「よくあるご質問」もご参考ください。