【緊急時に使える連絡手段】メール・電話のメリットをひとつにした「急コール」とは?

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【緊急時に使える連絡手段】メール・電話のメリットをひとつにした「急コール」とは?

公開日:2020/08/03   更新日:2024/02/26
【緊急時に使える連絡手段】メール・電話のメリットをひとつにした「急コール」とは?

この記事では、緊急時における社員や関係者への迅速な連絡を可能にするクラウドサービス「急コール」についてご紹介します。

地震や台風、豪雨といった自然災害によって大規模なシステム障害が起きた場合、事業全体がストップする恐れがあります。こうした緊急時を想定し、迅速に対応するための緊急連絡手段を事前に用意しておくことは、とても重要です。しかし連絡手段によってはスピーディーに伝達できないケースも。

そんな時に活用できるのが「急コール」です。災害やシステム障害などの緊急時に発報されるアラートに確実に気づき・いち早く対応することが可能になります。

1. 特定メールの受信を電話で通知する「急コール」

急コールは、特定のメールを受信すると担当者へ自動で音声電話をかけて通知、および担当者からのレスポンスを取得するサービスです。

電話で確実に担当者へ連絡をするので、初動対応が遅れることを防ぎます。情報通信、電気・ガス、エネルギー、商社、カスタマーサービス、畜産業、農業など、様々な業種で活用いただいています。

【緊急時に使える連絡手段】メール・電話のメリットをひとつにした「急コール」とは?

電話とメールのメリットを組み合わせたサービスが「急コール」ですが、一般的な緊急時の連絡手段とどのような違いがあるのでしょうか。以降に詳しくご紹介します。



特定メールの受信を電話で知らせる「急コール」
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2. 緊急時の連絡手段はなにがある?

緊急時は、安否確認や業務上の確認を行うため多くの人が一斉に電話をかけ、回線が混みあって「輻輳」状態になり、繋がりにくくなるケースがほとんどです。そのため、最近では「災害時に被災地への電話は控えよう」と考える人も増えています。

令和6年能登半島地震では、電気通信事業者各社によるデータ無制限モードの適用や船上基地局の設置、衛星データ通信「スターリンク」の活用など、迅速な対応を行っていました。これらは電話という通信手段が生活インフラとして重要性が高いことへの証左です。

とはいえ、災害大国である日本は、いつ緊急事態が起きてもおかしくない状況といっても過言ではありません。そのため現在、緊急時の連絡手段として以下のような方法が設けられています。

災害用伝言ダイヤル171

災害などが発生し、被災地への通信がつながりづらい状態になった場合に提供され、使用ができるサービスです。「171」をダイヤルし、固定電話や携帯電話の電話番号を宛先として音声による伝言の録音・再生ができます。

災害用伝言版(web171)

インターネットを利用して被災地にいる人の安否確認が行えるサービスです。緊急時、被災地域の住居者がインターネットを経由してweb171へアクセスし、電話番号をキーとして伝言情報を登録します。登録された伝言情報は、海外を含む全国から確認・追加登録できます。

各キャリアの災害用伝言版

大手3大キャリアといわれる「NTTドコモ」「au」「ソフトバンク」でも、各社で災害用伝言板サービスを提供しています。大規模災害の発生など緊急事態で通信がつながりづらくなった際に安否情報メッセージを預かってくれ、そのメッセージを家族や友人などに届けてくれます。

SNSのダイレクトメッセージ

緊急時は、電話よりもLINEやTwitter、FacebookといったSNSの方がつながりやすいことがあります。家族や友人といった親しい人たちへの安否確認にSNSのダイレクトメッセージを利用するケースもあります。


3. 一般的な連絡手段「電話」「メール」のメリット・デメリット

災害時の緊急連絡手段は上記の通り複数ありますが、緊急時の連絡手段としては、携帯電話や固定電話へ電話をするかメールを送るのが一般的ではないでしょうか。それぞれのメリット・デメリットをみていきましょう。

電話

●メリット:情報がすぐに受け取れる
携帯電話や固定電話は連絡に気づいてもらいやすく、相手からの返答をその場で受け取れるメリットがあります。

●デメリット:つながりにくい
電話は災害時につながりにくいのも事実。東日本大震災では、平常時の50~60倍以上の通話が集中し、非常につながりにくい状態だったといいます。

また、1対1のコミュニケーションが基本である電話の場合は「内容を一斉周知できない」「連絡網の途中で内容が変わったり、欠落したりする」といったデメリットも挙げられます。

メール

●メリット:多数への情報伝達ができる
メールは、複数人に一斉周知できることが大きなメリットです。1回で送信できる内容に制限もないため、たくさんの確認事項も1通で済ませられます。

●デメリット:情報が埋もれてしまう
緊急連絡の件数が多すぎる場合や通常のメール、メルマガや営業メールなど緊急連絡以外のメールによって緊急の情報が埋もれてしまうというデメリットがあります。また、電話帳から個人のメールアドレスを探すため、送信に手間がかかります。


4. メールと電話のメリットを組み合わせた「急コール」

電話・メールは緊急時の連絡手段としてはいずれもデメリットが存在します。しかし、ワイドテックの自動電話システム「急コール」を利用すれば、電話とメールの両方のメリットを得られます。

災害時には、社内のITシステムなどが停止する恐れがあります。社員の安全確認が済んだら、早急にシステムを復旧させる必要があります。災害時以外にも、監視システムが検知したサーバー障害やネットワーク異常時も同様です。このような場面で活躍するのが「急コール」です。

急コールは、(1)特定のメールを抽出し、(2)電話の音声ガイダンスで担当者に連絡、(3)ボタン操作で回答を得る、クラウドサービスです。

(1)特定のメールを抽出

件名や本文に含まれる(AND条件)、あるいは含まれない(NOT条件)のキーワードを設定します。ITシステム等から発報されるアラートメール(緊急メール)の件名と本文を解析し、急コールが架電対象のメールを抽出します。

(2)電話の音声ガイダンスで担当者に連絡

架電(自動音声電話の発信)方法は、「一人ひとり順次架電する」「一斉に架電する」の2種類あります。
・架電とともにメールの配信ができる
・呼出秒数が10~30秒で任意に設定できる
これらは急コールが特に便利にご活用いただける大きなメリットです。

(3)ボタン操作で回答を得る

どの担当者が対応可と回答したかの架電結果は、管理者にメールで通知を行います。

緊急対応が必要な事態が発生した際、担当者へ連絡してシステム復旧を行いますが、その際によくある「つながりにくい」「気づいてもらえない」という難点をクリアすることができます。

自動で電話をかけ担当者に通知をするので、対象者を探したり、メール送信したりするよりも格段に早いのが特徴です。災害によるシステム障害発生時の迅速な連絡を可能にします。


5. 電話回線が混線してもクラウドサービスだから安心

「急コール」はクラウドサービスなので、電話回線に障害があってもインターネット環境さえあれば問題なく稼動します。月額費用10,000円~(税別)という価格の安さに加え、社内サーバーを用意する必要もメンテナンスの手間もないため、導入コストが抑えられるという点でもメリットがあります。


※機能や価格(税抜表示)は公開日時点の情報です

6. まとめ

【緊急時に使える連絡手段】メール・電話のメリットをひとつにした「急コール」とは?

【緊急時に使える連絡手段】メール・電話のメリットをひとつにした「急コール」とは?

「急コール」は自然災害などの緊急時のみならず、ネットワークやサーバー運用保守の現場、事業所や工場などでのシステムダウン時のアラートを発端とする障害対応の連絡効率化にも利用できます。

緊急連絡手段の見直しに、ぜひ急コールの導入を検討してみてください。



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