エンジニアが行うシステム監視の正しい対処法と通知の重要性

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エンジニアが行うシステム監視の正しい対処法と通知の重要性

公開日:2020/03/09   更新日:2023/04/26
エンジニアが行うシステム監視の正しい対処法|ワイドテックの「急コール」

システム監視とは、企業のネットワークが正常に機能しているかを監視することです。ネットワークの重要性がますます高まっている多くの企業では、システム監視が不可欠なものになっています。

社内における伝達やWeb上のサービスなど、さまざまな重要インフラがシステムの中に含まれますが、ひとたびネットワークに障害が発生すると、企業に多大な損失が出てしまいます。そのような事態に陥らないためにも、システム監視が必要なのです。



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1. システム監視の内容とは?

システム監視の目的は、システムが稼働するインフラやシステムが提供するサービスの問題点をいち早く発見することです。そのために、エンジニアが担う監視業務には、「死活監視」、「遅延監視」、「経路監視」、「状態監視」の4種類があります。

死活監視

ネットワークに接続するサーバーやルーターの稼働状況を見て、正常に動作しているかチェックします。
ネットワークに重大な障害が発生すると、企業活動はストップしてしまいます。また、Webサーバーに問題が生じればサイト閲覧ができなくなるため、多くの顧客を逃し機会損失が発生します。そうならないために、ネットワークに定期的に信号を送ってチェックするのが死活監視の目的です。

遅延監視

ネットワーク通信が正常に処理されているか監視します。死活監視では、ネットワークの詳細な稼働状況までは把握できません。正常であっても処理速度が遅く、レスポンスに時間がかかるなどで通信速度に影響が出るとさまざまなトラブルにつながります。
ネットワークに遅延が発生するとWebサイト上で閲覧している動画のフリーズなどが発生し、サイト閲覧者の離脱が増え、顧客獲得の機会を失うことになります。遅延監視はアクセスにかかる時間を監視してグラフなどの一覧に表示されますが、遅延が頻繁に発生する場合は適切な対応が必要です。

経路監視

ネットワークの通信量を監視します。Webサイトへのアクセスが膨大な件数になると、通信速度が低下します。場合によっては、それが遅延の発生につながることもあるため、ビジネスチャンスを逃すことにもつながるでしょう。経路監視では、ネットワークのサーバーなどの動作状況をチェックし、トラフィック量に問題があれば迅速に対応する必要があります。

状態監視

ネットワーク機器の状態を監視します。ネットワーク全体は正常に稼働していても、個々の機器が正常に動いているとは限りません。どれかの機器に大きな稼働負荷がかかっている場合もあります。
こうした状態を放置するとオーバーフロー状態となり、システムダウンにつながるケースもあるので、機器の状態を個別に監視することも大切です。状態監視では、CPU、メモリー、ハードディスク、ルーターなどの動作状況を監視します。


2. サービス監視とインフラ監視の違い

システム監視には、「サービス監視」と「インフラ監視」の2種類があります。サービス監視とは、顧客が受けるサービス提供に必要なツールや、アプリケーションの稼働状況を監視するものです。顧客がアクセスするサイトへ定期的にアクセスして、商品購入、キャンセル、返品処理などの機能が正常に実行できるかどうかをチェックします。

サービス監視はこのように、顧客サイドから見た監視とも言えるでしょう。これに対してインフラ監視は、サイトを表示するためのサーバー内部の状況や、ネットワーク機器の稼働状況などを監視するものです。


3. 自社エンジニアが対応する監視でよくある失敗例

監視業務における課題の一つが、経験豊富なエンジニアの不足です。複雑な監視業務を遂行できるだけのスキルを持ったエンジニアを、自社で育成するのは簡単ではありません。エンジニアの自社育成は往々にして時間もコストもかかるので、中途半端な結果に終わることが多いものです。

自社の規模に最適なスペックのツールを選択できれば良いのですが、「将来を見越して」など、現在必要のない機能を持ったツールを導入してしまうことも。監視すべき対象以上の監視機能を持つオーバースペックなツールを導入して、余分なコストがかかる例も少なくありません。

現場においては、人的ミスによる対応漏れがあります。緊急時に発生するアラートメールが通知されたけど、一部のメールを見落とし作業担当者への連絡が遅れ、復旧が遅延するといったケースです。


4. 緊急対応が必要なケースで活躍する「急コール」

最適なシステム監視の体制は、ヒューマンエラーを削減し、業務の効率化を実現することが重要です。ワイドテックの自動電話システム「急コール」は、監視ツールから発報されたメールを解析し、自動的に担当エンジニアに電話をかけます。事前にリスト登録した架電先担当者に、自動で順番に架電するこのシステムは、Web上で簡単に設定・運用が可能です。受信メール内に記述されたキーワードを分析し、担当者へ自動的にメールするのでただちに緊急対応に当たれます。


5. まとめ

急コールは、指定したキーワードを含むメールを受信すると、事前にリスト登録した技術担当者に自動で順番に架電するシステムです

急コールは、指定したキーワードを含むメールを受信すると、事前にリスト登録した架電先担当者に自動で順番に架電するシステムです。サーバー障害・システム障害発生といった緊急時の連絡手段をお探しなら、復旧を担当するシステムエンジニアへの迅速な連絡を可能にする、ワイドテックの自動電話システム「急コール」の導入をおすすめします。

資料やお見積りなどのご相談はお問い合せフォームまでご相談ください。





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