メール見落とし対策|原因とツールを使った防止の対策を紹介

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メール見落とし対策|原因とツールを使った防止の対策を紹介

公開日:2022/03/18   更新日:2022/12/07
メール見落とし対策|原因とツールを使った防止の対策を紹介

目次

  1. メールを見落としたことで発生したトラブル事例
  2. システムダウン!真夜中のサーバー監視業務でトラブル
  3. メールの見落としでまさかの失注!
  4. 社内評価ダウン!あのメールさえ見ていれば…
  5. メールを見落とす原因
  6. 確認・返信の時間を確保していない
  7. メールが多く整理できていない
  8. 後回しにしてしまう
  9. メールを見落としてしまった場合には、電話やメールで謝罪の連絡を
  10. メールの見落とし防止対策
  11. 対応状況に応じてフラグ付け・ラベル分けをする
  12. フォルダー分けをする
  13. ツールを活用する
  14. 「急コール」を利用したメール見落とし対策
  15. 緊急メールにおける連絡対応の「自動化」で「素早い認知」が可能
  16. 緊急メールに確実に気づき、対応結果も把握できる
  17. 運用に合わせた設定が可能
  18. 急コールの導入事例
  19. まとめ

日々の業務に追われるあまり、メールの見落としで悩んでいる方も多いのではないでしょうか。特に、入社したばかりの会社であれば優先すべき業務が山積みで、ついついメールの確認を後回しにしてしまいがちです。メール見落としを防ぐためには、メールフォルダーの工夫や見落とし対策ができるツールの活用などが不可欠です。

そこで今回は、メールを見落とす原因やトラブル事例の紹介と併せて、メールの見落とし対策についても解説します。さらに、おすすめの防止対策ツールも紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。



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1. メールを見落としたことで発生したトラブル事例

メール見落とし対策|原因とツールを使った防止の対策を紹介

ここからは、メールを見落としたことで発生したトラブルについて以下の3つの事例を紹介します。

  • システムダウン!真夜中のサーバー監視業務でトラブル
  • メールの見落としでまさかの失注!
  • 社内評価ダウン!あのメールさえ見ていれば…

まずは、1つ目のトラブル事例を確認していきましょう。

システムダウン!真夜中のサーバー監視業務でトラブル

自社の提供しているサービスが24時間対応の場合、深夜にトラブルが発生することもあります。その際には、メールでエラーが発生している旨を自動的に通達されるように設定されています。しかしこの事例では、システムのサーバー監視中にエラーが発生した際の通知メールに気づかずに、対応が遅れてしまいました。

システムダウンなどのエラーは年に数回と頻度自体は低いものの、仮にエラー状態のまま翌朝を迎えてしまうと、夜間のデータ転送作業が止まるなど甚大な損害をもたらしてしまいます。

メールの見落としでまさかの失注!

ポータルサイト経由でお客さまから見積り依頼や問い合わせが来るシステムの場合、競合他社よりも迅速に連絡対応することが重要です。この事例では、お客さまからメールを受信したまま1時間近く気づかず、結果的に問い合わせ案件は失注してしまいました。
また、重要メールの見落としから既存のお客様の信頼を失ったり、場合によっては取引自体が中止になってしまったりする場合もあります。

一般的に、初動が早いほど商談に持ち込める傾向にあるため、メール受信に気づかないことは企業にとって大きな損失に繋がることもあります。

社内評価ダウン!あのメールさえ見ていれば…

顧客のメールだけではなく、会社内でも日々多くのメールがやり取りされています。上司にとってみれば、メールは「見て当たり前」のものであるため、部下がメールを見落としてしまうことは、職務に対する怠慢と取られても仕方ありません。

社内評価が下がるだけではなく、優先されるべきだった業務がスケジュールを圧迫してくる可能性もあります。メール確認を後回しにせず、迅速に処理していくことが重要です。

2. メールを見落とす原因

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万が一、メールを見落としてしまうと以下の事態を招く恐れがあります。

  • 顧客からのクレームに繋がる
  • 自身の社内評価が下がる
  • 対応の遅れにより案件が失注する

これらのトラブルの原因にもなってしまうメールの見落としは、なぜ発生するのでしょうか。この項目では、メール見落としの原因となる以下3つの内容について紹介します。

  • 確認・返信の時間を確保していない
  • メールが多く整理できていない
  • 後回しにしてしまう

例えば、「確認・返信の時間を確保していない」や「後回しにしてしまう」という項目は、メールチェックを不要にすることで見落としが解消できるでしょう。また、「メールが多く整理できていない」という項目に関しては、フィルタリング機能の活用で解決へと導くことができます。

また、これらの原因を解消するために、メール見落としを防ぐツールの導入を検討されてみてはいかがでしょうか。適切なツール選定を行うためにも、3つの原因について詳しく見ていきましょう。

確認・返信の時間を確保していない

1日の業務スケジュールの中に、メールの確認・返信に要する時間を確保していないと、未読のメールは溜まる一方です。その膨大なメールを短時間で一気に確認しようとすると、重要度の高いメールを見逃す可能性も高まりやすくなります。

改善するには、メールの確認・返信の時間を決まったルーティーンで確保すると良いでしょう。例えば、1日の始業と終業の30分間だけメール確認をするなど、メールの確認・返信に充てられるようにスケジュールを組んでおくことで、毎日の習慣になります。

メールが多く整理できていない

受信するメールの数が多い場合に、フォルダー分けなどをしていないケースもメール見落としの原因になります。優先度の高い顧客や上司からの大事なメールが、営業メールやメールマガジンの中に埋もれ、見落としてしまう恐れがあるためです。

メールを整理するために、まずはフォルダーの振り分けを行いましょう。フリーメールでも自動的にフォルダー分けができる機能が基本的にありますので、設定だけすれば後は自動でやってくれます。これにより、優先度の高いメールがフォルダーで一目瞭然に分かることに加えて、大事なメールを探し出す手間も省けます。また、目を通す必要のないメールマガジンは配信停止の手続きを行うこともおすすめです。

後回しにしてしまう

メールを確認する時間を確保しても、返信を後回しにすると、返信自体を忘れてしまうこともあるため注意が必要です。そのため、忙しい時間帯であってもメールを確認次第、可能な限りすぐに返信するように心がけましょう。

特に複数の案件をやり取りしている場合やマルチタスクをしている場合、メールをチーム全体で管理している場合などに返信を忘れやすくなります。対応が済んだらきちんと「返信対応済み」のフォルダーへ移動させるなどして、管理することが重要です。万が一、顧客に二重対応のメールを送信してしまうと、会社の信用問題へと発展する恐れもあります。

3. メールを見落としてしまった場合には、電話やメールで謝罪の連絡を

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万が一、メールの見落としが発生した場合、できる限り迅速に謝罪することが大切です。誠意を持ってスピード感のある対応をすれば、顧客が自社に対してマイナスな印象を抱くことを最小限にできるでしょう。以下では、メールの見落としがあった際の、お詫び文例を紹介します。

■メールの謝罪文の例
件名:○○のお返事に関してのお詫び 

○○株式会社
営業部 ○○様

いつも大変お世話になっております。
○○株式会社の○○です。

○月○日にお送り頂いたメールに関して、ご連絡が大変遅れてしまい申し訳ございません。
私の不手際により、○○の対応に関して遅れが生じてしまい、○○様には大変ご迷惑をお掛けしました。

つきましては、○○に関して早急に対応させて頂きますので、今しばらくお待ち頂けますと幸いです。
進展について、○月○日までには必ずご報告致します。

今後は二度とこのような不手際を起こさぬよう
誠心誠意努めて参ります。
ご迷惑をお掛けして申し訳ございませんでした。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

(署名)

場合によっては、メールを送信する前に、お詫びの電話を入れておいた方が良いでしょう。メールと電話で併せてお詫びの気持ちを伝えることで、相手の印象が変わることを期待できます。

4. メールの見落とし防止対策

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メールの見落としに対する防止対策には、以下3つの項目が挙げられます。

  • 対応状況に応じてフラグ付け・ラベル分けをする
  • フォルダー分けをする
  • ツールを活用する

返信テンプレートの作成や、ツールの活用など、すぐに実践できる内容ばかりです。ここでは、この3つの項目の具体的な内容を見ていきましょう。

対応状況に応じてフラグ付け・ラベル分けをする

未読・既読などメールの対応状況や重要度に応じて、フラグ付け、色ラベルによる分類を行うと良いでしょう。目で見てはっきりとメールの性質が把握できるため、業務の効率化へと繋がります。

代表的なメールサービスとして、GmailとOutlookの色ラベルやフラグ付けなどを紹介します。例えばGmailでは、「その他アイコン」から「ラベルの色」を選択すれば、色ラベルのカラーを自分で設定可能です。一方、Outlookでは、カテゴリーの項目からグループ別に色を選べます。

また、Outlookではカテゴリー項目の横にフラグ付けの項目もあるため、必要に応じてチェックを入れられます。Gmailはフラグの代わりに、重要なメールに対しては重要マークを2種類から選べるため、活用すればメールチェックを簡素化できるでしょう。

フォルダー分けをする

送信元に応じてフォルダー分けしておくことで、大事なメールが埋もれる可能性を減らせます。GmailとOutlookを例に、メールフォルダーの作成方法についてそれぞれ紹介します。(※2022年3月時点の情報です)

■Gmailのメールフォルダーの作成方法
  • 1. Gmailの画面左にある「もっと見る」の項目をクリック
  • 2. 「新しいラベルを作成」の項目をクリック
  • 3. ラベル名を入れて、「作成」ボタンをクリック
  • 4. 画面右上にある「設定」(歯車のアイコン)を選択し、「すべての設定を表示」の項目をクリック
  • 5. 「フィルタとブロック中のアドレス」を選択し、「新しいフィルタを作成」の項目をクリック
  • 6. 「To」の項目に受信するメールアドレスを入れて、「フィルタを作成」ボタンをクリック
  • 7. 「ラベルを付ける」の項目で、任意のラベルを選択し、「フィルタを作成」の項目をクリック

■Outlookのメールフォルダーの作成方法
  • 1. Outlookの画面上の「受信トレイ」の箇所で右クリックを行い、「フォルダーの作成」の項目を選択
  • 2. 受信トレイに作成されたフォルダーの名前を、任意の名称に変更
  • 3. Outlookの上部のタブから「ホーム」を選択し、「ルール」の項目をクリック
  • 4. 「仕分けルールの作成」の項目をクリック
  • 5. 表示されたダイアログボックスの「差出人・件名・宛先」などの項目を設定
  • 6. 「アイテムをフォルダーに移動する」にチェックを入れ、「フォルダーの選択」ボタンをクリック
  • 7. 振り分けたいフォルダーを選択し、「OK」ボタンをクリック
  • 8. 「現在のフォルダーにあるメッセージにこの仕分けルールを今すぐ実行する」にチェックを入れ、「OK」ボタンをクリック

ツールを活用する

上記で紹介した2つの方法以外にも、大事なメールを受信した際に、アラートを掛けてくれる便利なツールもあります。特に、メールアカウントをチームで管理しているような場合、膨大な数のメールを受信するため、その効果が大いに期待できます。次の項目で、メール見落とし対策として抜群の効果を発揮するツールの内容を詳しく見てみましょう。

5. 「急コール」を利用したメール見落とし対策

メール見落とし対策|原因とツールを使った防止の対策を紹介

ここからは、メールの見落とし防止に効果的な「急コール」を活用した対策を、具体的に紹介します。「急コール」は、メールの有無を1分間隔でチェックし、メールの件名と本文を解析して特定のメールを抽出後、担当者に対して自動的に電話連絡してくれるシステムです。「急コール」を活用したメリットには、以下3つが挙げられます。

■急コールを使うメリット
  • 緊急メールにおける連絡対応の「自動化」と「素早い認知」が可能
  • 緊急メールに確実に気づき、対応結果も把握できる
  • 運用に合わせた設定が可能

このように「急コール」を導入するメリットは豊富にあります。まずは1つ目の項目から見ていきましょう。。

緊急メールにおける連絡対応の「自動化」で「素早い認知」が可能

「急コール」を活用する大きな利点に、メールを自動でフィルタリングする点、担当者へ自動的に電話連絡してくれる点があります。架電パターンは最大5個設定可能で、電話番号は最大20個まで登録できます。自動化することによって電話対応する人件費も最小限に抑えられるとともに、タスクが多く忙しい場合でも対応せずに済むため、ヒューマンエラーも防ぐことが可能です。

また、登録した電話番号に対して最短15秒で順次電話を掛けてくれるため、トラブルによる緊急メールが来た際などにも迅速に対応ができるので安心です。また、電話番号登録のシフトは2パターンまで登録できるため、例えば日中対応と深夜対応のグループを分けたい場合も便利に使えるでしょう。

緊急メールに確実に気づき、対応結果も把握できる

電話連絡した際、担当者Aが出なければ担当者B に自動的に繋ぎなおすため、緊急時のメールでも確実に気づくことが可能です。また、架電の結果は、「処理状況送信先」に登録していた管理者のメールアドレスへ送信されます。そのため、誰が対応を行うかといった対応結果を確認できるとともに、誰でも時間を問わず状況を把握できます。メールアドレスは複数登録できるため、幅広い状況共有も可能です。

運用に合わせた設定が可能

電話の呼出時間の設定や、他に担当できる人がいない場合のリトライ設定の回数も設定できます。また、電話対応の可否は、対応可能であれば「1」、対応不可であれば「2」をプッシュするだけで良いなど、社内体制に合わせた運用を実現するために自社独自で設定ができるので、電話を受ける担当者側の負担も大幅に軽減できます。

急コールの導入事例

それでは、実際に「急コール」を取り入れて業務改善を行った事例を見ていきましょう。

BtoBtoC市場における企業向け会員制アウトソーシング事業を担われている、株式会社JTBグローバルアシスタンス様では、海外へ渡航されるお客様の安全を24時間365日サポートする受託業務を行っています。 危機やリスクといったそれらの情報の中には時差がある海外発信のものも含まれ、日々休みない情報収集が不可欠で、かつ、収集した情報の内容を迅速に把握し、危機管理方針の判断から実行といった業務を速やかに遂行するため、メール監視が必要でした。担当者はそれをアラートにして定期的にメールをチェックするのですが、見落としてしまうリスクを限りなく回避できる方法を模索していました。

そこで「急コール」を導入した結果、「メール見落としのリスクを最大限に避ける」という最も課題に感じていた点がクリアになっています。 また、導入後は以前のしくみよりも対応が迅速になり、使い勝手も良く、非常に低コストで導入が可能だった点にもご満足いただけたとのことです。

>事例の詳細はこちら:お客様の安全を、24時間365日サポートするために
>旅行、物流、不動産…様々な業種で急コールをご活用いただいています。事例の一覧はこちらから

6. まとめ

メール見落とし対策|原因とツールを使った防止の対策を紹介

メールの見落としを防ぐためには、フォルダー分けを実施してメールを整理したり、1日のスケジュールにメールを確認・返信する時間を設けたりするなどの工夫が大切です。メールの見落としが原因で案件の失注や顧客とのトラブルに発展するケースもあるため、見落としにおける対策を怠らないようにしましょう。

「急コール」を導入すれば、既定のキーワードを含むメールを抽出し、担当者に自動的に電話連絡をしてくれます。メールの見落としを防ぎ確実な対応ができるだけではなく、これまで連絡対応に割いていた人件費削減の効果も期待できるでしょう。また、Web画面上で設定・管理できるため、インターネット環境があればどこでも簡単に利用できます。メールの見落とし対策を検討しているという方は、「急コール」を導入してみてはいかがでしょうか。



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